幸せとは何かと考えていくとある種「我がまま」に生きている心の状態とも言えるのではないかと思います。「我がまま」とは自分時間を今という瞬間に焦点をあてながらありのままに生きることであり、自分時間を増やしていくことで個人の軸をつくっていくことにつながります。人からどう見られるかに意識をとられて他人時間を生きている人は自分を押し殺し我慢し続けた結果、ストレスや不安に悩まされ、自分をコントロールできずに些細なことに執着したり依存症に陥りがちです。多くの人が不安に耐え切れず無意識に不幸を選んでしまっているのです。
今の世の中では勝ち組、負け組とかいって競争をお互いに煽っている状態です。このような環境では人は幸せになることはできません。競争を煽ることは嫉妬や妬み、恨み、憎しみや敵意を生み、勝ち組はうぬぼれて負け組を支配しようとします。負け組にされた人は自分は駄目な人間で、いい思いをするためには周りの人を蹴落とそうとする意識しか生みません。そして人は孤独になり社会の分断がますます広がっていきます。
このことを私たち一人ひとりが理解し、他人や何かのせいにするのではなく自分ごととして受け止め、世の中に対して自分たちのできることを考えていかなければなりません。